ようこそ
日本の皆さんへ、当Webカメラについて簡単にご紹介いたします。
何が見えるのでしょうか?
このWebカメラが写しているのは南極半島にある野生のGentooペンギンの群れです。これは南極大陸から野生の動物を撮影する、世界で始めてのWebカメラになります。ペンギンはだいたい10月の半ばから姿を見せはじめ、4月まで見ることができます。天候状態に依存して期間は変動するかもしれません。
どこにあるのですか?
南極半島北部にある、ドイツ国O'Higgins研究基地(German Research Station O'Higgins)です。ドイツはこの基地のある小島をチリ国と共同利用しています。
どうやって撮影しているのですか?
全天候型ネットワークカメラのMobotixを使っています。カメラは研究基地の貯蔵庫外に保温などの措置なしに、むき出しの状態で据え付けられています。そして、研究基地のコンピュータネットワークに接続され、ドイツから遠隔操作できるようになっています。画像は30分毎に衛星回線経由で伝送され、更新されます。
このプロジェクトは私(ドイツのMartin Grund)の個人的な動機で始まりました。熱心に支えてくれたたくさんの友人と、研究基地のみなさんのおかげで、世界初の南極ペンギンWebカメラは2004年9月27日に稼動を開始できました。このカメラはドイツ国内の20名ほどの皆さんの支援で購入しましたが、その中には、とてもかわいいペンギンの置物を作って寄贈してくれた小学校もありました。これらの手作りペンギンたちは約550ドルで販売されて、カメラ購入の資金の一部に使われました。子供たちは世界初の南極ペンギンカメラを支援したことをとても誇りに思っているそうです。
大勢のLinuxユーザたちも、この草の根プロジェクトを支えてくれました。彼らが立派な画像データベースを構築してくれたのです。このチームワークはどんどん広げていきたいと思っています :-)
参考リンク:
カメラの所在地
画像データベース
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原文:Martin Grund
摂訳:Mark Nakamura